トレント 意見照会書対応を専門とする弁護士の必要性と重要性

トレント（BitTorrent）は、現在、ファイル共有としてもっとも利用されているソフトウェアです。

従来のファイル共有では、目的とするファイルが存在するコンピュータやサーバーからから一括でファイルの全てをダウンロードしていましたが、この方式では、ダウンロードしようとする人が殺到すると、通信が遅くなったり、途中でエラーになってしまうという問題がありました。

トレントは、このような問題に対処するために、インターネット上のファイルを分散して配置し、いくつかのコンピュータからファイルを分割して少しずつダウンロードする方法をとっています。

ところが、インターネット上にファイルを分散配置するという仕組み上、あるファイルをダウンロードした場合、同時に当該ファイル（の一部）をインターネット上に公開し、ほかの誰かにダウンロードさせてしまうという問題が生じます。そのため、ダウンロードしたファイル（多くの場合はアダルトビデオ）が著作権を侵害する違法なものである場合、ユーザーは違法ファイルのアップロードを行うことで、著作権侵害を行ってしまうことになるのです。

昨今、トレントによる著作権侵害の問題を重くみたアダルトビデオメーカーは、特殊な追跡ソフトウェアを用いてファイルをアップロードしたユーザーが使用したIPアドレスを特定し、発信者情報開示請求により発信者を特定する取り組みを始めています。

そのため、ある日突然プロバイダから発信者情報開示に係る意見照会書が届く、ということが起こりえます。

意見照会書が届いた場合、それは著作権者が違法行為を追及している証拠です。対応を誤ると裁判で個人情報が開示され、損害賠償請求や刑事責任を問われる可能性があります。放置すると民事裁判や刑事告訴に至り、家族にも知られるリスクがあります。早急に弁護士に相談することが重要で、示談交渉を進めて示談金を低く抑えることができる場合があります。

トレントの法的問題への対応は、トレントの仕組みに関するIT知識と著作権法の法的な知識の両面が求められます。から対応することが重要です。

当事務所では、トレント利用に関する数多くの発信者情報開示に係る意見照会書対応や、その後の権利者（アダルトビデオメーカー）との示談交渉の経験に基づく深い知識にもとづき効果的な意見照会書を作成するだけでなく、賠償金（示談金）の抑制や家族への秘匿等のダメージコントロールも視野に入れたきめ細かい対応が可能です。

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