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示談書に署名する前に確認すべき条項|トレント事案の示談書チェックポイントをBitTorrent対応の弁護士が解説

示談書に署名する前に確認すべき条項|トレント事案の示談書チェックポイントをBitTorrent対応の弁護士が解説

示談書に署名する前に確認すべき条項|トレント事案の示談書チェックポイントをBitTorrent対応の弁護士が解説

示談書に署名する前に確認すべき条項|トレント事案の示談書チェックポイントをBitTorrent対応の弁護士が解説

BitTorrent(トレント)の利用による著作権侵害について、著作権者(メーカー)側との示談交渉がまとまると、最終的に「示談書」「合意書」といった書面を取り交わすことになります。示談書は一度署名すると原則としてやり直しがきかない重要な書面ですが、「早く終わらせたい」という気持ちから、内容を十分に確認しないまま署名してしまう方もいらっしゃいます。この記事では、トレント事案の示談書に署名する前に必ず確認すべき条項と、そのチェックポイントを解説します。

示談書の基本的な性質——署名後の撤回は原則できない

示談書は、当事者間の紛争を終局的に解決するための合意文書です。いったん有効に成立すると、後から「金額が高すぎた」「よく読んでいなかった」という理由で内容を覆すことは、原則として困難です。だからこそ、署名前の条項確認がすべてといっても過言ではありません。

署名前に確認すべき主要な条項

①示談金の金額・支払方法・支払期限

最も基本的な確認事項です。金額に誤りがないか、一括か分割か、支払期限はいつか、振込先と振込手数料の負担はどちらか、といった点を確認します。分割払いの場合は、期限の利益喪失条項(支払いを怠った場合に残額を一括請求される条項)や遅延損害金の定めの有無・内容も必ず確認が必要です。

②清算条項——「本件に関し」の範囲に注意

示談書には通常、「当事者間には本示談書に定めるほか何らの債権債務がないことを相互に確認する」という清算条項が置かれます。ここで重要なのは、清算の対象となる範囲です。対象が「本件(特定の作品・特定の通信)に関し」と限定されている場合、示談書に記載のない別の作品や別の期間の利用については、後日改めて請求される余地が残ることになります。どの範囲の紛争が今回の示談で解決されるのかを、正確に把握しておく必要があります。

③対象となる作品・侵害行為の特定

清算条項の範囲とも関連しますが、示談の対象となる作品名・侵害行為の内容が別紙等で特定されているかを確認します。複数の作品が対象となっている事案では、対象作品の一覧に漏れや誤りがないかの確認も重要です。

④守秘条項(口外禁止条項)

示談の内容や示談をした事実を第三者に口外しないという条項です。双方に課されるのか、一方のみに課されるのか、違反した場合の定めがあるかを確認します。ご本人にとっては、著作権者側が示談の事実を口外しないことが担保されているかどうかが、プライバシー保護の観点から重要な意味を持ちます。

⑤再発防止に関する条項

今後同様の行為を行わない旨の誓約条項が置かれることがあります。将来の行為に関する条項であるため、内容が過度に広範でないか、違反した場合の定め(違約金等)が過大でないかを確認する必要があります。

主要チェックポイントの一覧

条項 確認のポイント
示談金・支払条件 金額・支払期限・分割時の期限の利益喪失条項
清算条項 清算される紛争の範囲が明確か
対象の特定 作品名・侵害行為が正確に特定されているか
守秘条項 双方に課されているか、実効性があるか
再発防止条項 範囲が広すぎないか、違約金が過大でないか

こんな示談書には特に注意

実務上、注意を要するのは次のような場合です。第一に、清算条項の範囲が曖昧で、将来の追加請求の余地が残る書きぶりになっている場合です。第二に、事実関係について、実際の利用状況を超えて広範な自認をする条項が含まれている場合です。第三に、違約金や遅延損害金が過大に設定されている場合です。これらは一見して分かりにくいことも多く、文言の細かな違いが後の権利関係に影響します。

署名前に弁護士のチェックを受ける重要性

示談書は、相手方(著作権者側)の代理人弁護士が作成することが多く、当然ながら相手方に有利な内容になっている可能性があります。ご自身にとって不利益な条項がないか、清算条項の範囲は適切か、といった点は、署名する前に弁護士のチェックを受けることを強くお勧めします。すでに交渉が進んでいる段階からでも、示談書の内容確認のみのご相談は可能です。

まとめ|「早く終わらせたい」気持ちこそ要注意

示談書は署名後の撤回が原則できない終局的な書面です。示談金の金額だけでなく、清算条項の範囲、守秘条項、分割払いの場合の条件など、確認すべきポイントは多岐にわたります。署名前に必ず内容を精査し、少しでも不安があれば弁護士に相談することをお勧めします。

示談書の内容確認をご希望の方へ

タングラム法律事務所では、BitTorrent(トレント)事案について、豊富な実績を有しております。示談書の条項確認を含め、示談交渉の各段階で丁寧にご案内いたします。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の法的助言ではありません。

※BitTorrent利用による著作権侵害事案に関してアクセスプロバイダから意見照会書が届いた方、発信者情報が開示され、著作権者から損害賠償請求の通知が届いた方を対象に、ビデオ会議アプリ「Google Meet」を用いたオンライン相談限定で20分間の無料法律相談を実施しています。なお、当事務所では、そのたの事案に関する無料法律相談は行っておりません。

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