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ウィキペディア(Wikipedia)の誹謗中傷・虚偽記述を削除する方法|発信者情報開示・法的対処を弁護士が解説

ウィキペディア(Wikipedia)の誹謗中傷・虚偽記述を削除する方法|発信者情報開示・法的対処を弁護士が解説

ウィキペディア(Wikipedia)の誹謗中傷・虚偽記述を削除する方法|発信者情報開示・法的対処を弁護士が解説

ウィキペディア(Wikipedia)の誹謗中傷・虚偽記述を削除する方法|発信者情報開示・法的対処を弁護士が解説

ウィキペディア(Wikipedia)の誹謗中傷・虚偽記述を削除する方法|発信者情報開示・法的対処を弁護士が解説

自分や自社についてウィキペディア(Wikipedia)に事実無根の情報や誹謗中傷が書き込まれ、どう対処すればよいか悩んでいる方は少なくありません。Wikipediaは検索エンジンでの上位表示されやすく、一度掲載された問題のある記述が長期間にわたって社会的信用を傷つけ続けるリスクがあります。

本記事では、Wikipediaへの誹謗中傷・虚偽情報に対する①コミュニティ内削除依頼、②情プラ法(情報流通プラットフォーム対処法)に基づく送信防止措置、③裁判所への削除仮処分申立て、④発信者情報開示請求による投稿者特定、⑤損害賠償請求・刑事告訴について、弁護士が解説します。

ウィキペディアで誹謗中傷が起きやすい理由

Wikipediaは誰でも記事を編集できるオープンな百科事典です。アカウントなしでも編集できるため、悪意ある第三者が匿名で虚偽情報を書き込んだり、不名誉な出来事を誇張して記述したりすることがあります。芸能人・スポーツ選手・企業など知名度のある対象は特に被害を受けやすく、「不倫関係にある」「違法薬物を使用している」「未公開の個人情報」などが書き込まれる事例が報告されています。

まず行うべきこと——証拠保全とログ期限への注意

被害を発見したらまず証拠を保全しましょう。問題の記述が含まれるページの全文とURL、さらに「編集履歴」ページもスクリーンショットで記録しておくことが重要です。URLが省略されないようパソコンから撮影することをお勧めします。

【重要】ログ保存期間に注意
投稿者を特定するための接続ログは、一般的に3〜6か月程度でプロバイダから削除されます。証拠保全が済んだら速やかに弁護士へ相談することを強くお勧めします。

方法①:Wikipediaのコミュニティ内削除依頼

Wikipedia内には「Wikipedia:削除依頼」という仕組みがあり、名誉毀損・プライバシー侵害などの権利侵害に該当すると認められた場合、管理者が記事の全体または一部を削除できます。手順は、①対象箇所の事前編集、②削除依頼ページへの申請投稿、③コミュニティ利用者(編集回数50回以上の登録ユーザー)による議論・投票、④管理者による削除判断、という流れです。IPアドレスの公開を避けたい場合は事前にアカウントを作成してログインした上で申請してください。Wikimedia財団の日本語対応窓口(Info-jaキュー)宛メールで代行申請する方法もあります。

ただし、削除の判断はコミュニティの合意によるため被害者の意向が必ず通るとは限らず、議論に時間を要することもあります。緊急性が高い場合は後述の法的手段と並行して進めることが有効です。

方法②:情プラ法に基づく送信防止措置申出

2025年4月1日施行の情報流通プラットフォーム対処法(情プラ法)は旧プロバイダ責任制限法を全面改正したものです。この法律の下では、コンテンツプロバイダに対して名誉毀損・プライバシー侵害などの権利侵害情報の「送信防止措置」(削除)を申出できます。

Wikipediaを運営するウィキメディア財団(Wikimedia Foundation)は米国のNPOです。XやInstagramなどが指定を受けている「大規模特定電気通信役務提供者」(7日以内応答義務などが課される)には該当しませんが、情プラ法の一般規定に基づく送信防止措置申出の対象にはなります。Wikimedia財団の権利侵害申告窓口(info-ja宛メール等)から権利侵害の内容を具体的に説明した書面を提出することで、削除を求めることができます。ただし海外NPO特有の事情やコミュニティの判断も絡むため、削除が保証されるわけではありません。

方法③:裁判所への削除仮処分申立て

上記の方法で削除が実現しない場合、裁判所による「削除仮処分」の申立てが有効な手段となります。仮処分は民事保全法に基づく緊急措置で、通常の訴訟より迅速(概ね1〜3か月程度)に結果が出る点がメリットです。申立てには名誉権・プライバシー権などの被保全権利と保全の必要性(放置すれば著しい損害が生じること)を疎明する必要があります。海外法人のWikimedia財団を相手とした仮処分は手続き面での複雑さがあるため、弁護士への依頼が不可欠です。

方法④:発信者情報開示請求による投稿者特定

投稿者を特定することで損害賠償請求や刑事告訴が可能になります。情プラ法に基づく発信者情報開示請求には、①自己の権利侵害があること、②権利侵害が明らかであること、③損害賠償請求等の正当な目的があること、の各要件が必要です。

Wikipediaへの開示請求は二段階で進めます。第一段階ではウィキメディア財団に対し問題の投稿のIPアドレスとタイムスタンプの開示を求めます。ログインしていない投稿はIPアドレスで記録され、アカウントを持つユーザーの場合は財団の内部ログに接続IPが残っています。第二段階では開示されたIPアドレスをもとに、投稿者が利用したインターネットプロバイダ(NTT・KDDI・ソフトバンクなど)へ契約者の氏名・住所の開示を請求します(裁判手続による)。

投稿者特定後の対応——損害賠償請求と刑事告訴

投稿者が特定できたら、損害賠償請求または刑事告訴、あるいはその両方を検討します。投稿内容が民法709条の不法行為(名誉毀損・プライバシー侵害)に該当する場合、慰謝料等の損害賠償請求が可能です。まずは弁護士名義の内容証明郵便による示談交渉を行い、合意が得られなければ民事訴訟へと移行します。刑事的には、事実の摘示を伴う名誉毀損であれば刑法230条の名誉毀損罪、事実の摘示のない侮辱的表現であれば刑法231条の侮辱罪が問題となる場合があります。いずれも親告罪ですので、処罰を求める場合は警察署への告訴状の提出が必要です。

手続き 目的 概要
Wikipedia削除依頼 記述削除 コミュニティ投票による削除(申請者が自ら手続き)
送信防止措置申出(情プラ法) 記述削除 財団への権利侵害申告(書面提出)
削除仮処分申立て 記述削除 裁判所を通じた緊急削除命令(1〜3か月)
発信者情報開示請求 投稿者特定 IP開示→プロバイダ開示の二段階手続き
損害賠償請求 金銭的賠償 示談交渉→民事訴訟(特定後に実施)
刑事告訴 刑事罰 警察署に告訴状を提出(名誉毀損罪・侮辱罪)

まとめ——早期の弁護士相談が重要

Wikipediaへの誹謗中傷・虚偽記述に対しては、証拠保全を行ったうえでコミュニティへの削除依頼・情プラ法に基づく削除申請から始め、それでも解決しない場合は裁判所への仮処分申立てを検討するというアプローチが基本です。投稿者への法的責任追及(損害賠償・刑事告訴)を視野に入れる場合は、発信者情報開示請求も並行して進める必要があります。

Wikipediaへの対応は、海外NPOが運営主体であること・コミュニティの自律的ルールが存在することなど、他のSNSへの対応より複雑です。ログには保存期限もあるため、被害を発見したら早期に弁護士へご相談ください。

ウィキペディアの誹謗中傷・虚偽記述でお困りの方へ

タングラム法律事務所では、ネット誹謗中傷に関する発信者情報開示請求・削除請求・損害賠償請求について、豊富な実績を有しております。ウィキペディアへの誹謗中傷・虚偽記述についても、削除申請から投稿者特定・損害賠償請求まで一貫してサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の法的助言ではありません。具体的なケースへの対応については、弁護士にご相談ください。

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