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不貞慰謝料の増額事由まとめ|慰謝料が高くなるケースを横浜の弁護士が解説

不貞慰謝料の増額事由まとめ|慰謝料が高くなるケースを横浜の弁護士が解説

不貞慰謝料の増額事由まとめ|慰謝料が高くなるケースを横浜の弁護士が解説

不貞慰謝料の増額事由まとめ|慰謝料が高くなるケースを横浜の弁護士が解説

不貞慰謝料の増額事由まとめ|慰謝料が高くなるケースを横浜の弁護士が解説

配偶者の不貞行為(浮気・不倫)が発覚したとき、多くの方が「慰謝料をいくら請求できるのか」を真っ先に知りたいと思われるでしょう。不貞慰謝料の額は画一的に決まるものではなく、個々の事情によって大きく異なります。同じ不貞行為であっても、ある事情が加わることで慰謝料が大幅に増額されることがあります。

本記事では、不貞慰謝料が高くなる「増額事由」を網羅的にまとめ、具体的な裁判例とあわせて横浜の弁護士が解説します。請求する側の方はもちろん、請求を受けた側の方にとっても、自分のケースがどのような評価を受ける可能性があるかを把握することは重要です。ぜひ参考にしてください。

不貞慰謝料の相場と増額事由の考え方

不貞行為に基づく慰謝料は、民法第709条(不法行為に基づく損害賠償)と第710条(精神的損害の賠償)を根拠とします。裁判上の相場としては、離婚する・別居するケースでおおよそ100万円〜300万円程度、離婚しないケースでは数十万円〜100万円程度が目安とされています。

ただし、この相場はあくまでも基準であり、「増額事由」と呼ばれる特定の事情が認められる場合には、相場を大きく上回る金額が認められることがあります。裁判所は、不貞行為によって被害を受けた配偶者(被害配偶者)の精神的苦痛の大きさ、不貞行為の悪質性、婚姻共同生活への影響などを総合的に考慮して慰謝料額を決定します。

ケース 裁判上の慰謝料相場の目安
離婚する・別居する場合 おおよそ100万円〜300万円程度
離婚しない・別居しない場合 おおよそ数十万円〜100万円程度
増額事由が複数ある場合 300万円を超えるケースもあり得る

増額事由① 婚姻期間が長い・家族としての絆が深い

長年連れ添った夫婦関係を破壊された場合には、精神的苦痛がより深刻であると評価される傾向があります。裁判例によると、おおよそ15年を超える婚姻期間の場合、積み重ねてきた信頼関係の重みが考慮され、慰謝料が増額されやすいとされています。

婚姻年数が長いほど、夫婦間で形成してきた生活基盤や家族としての絆が深まります。その関係を一方的に裏切られたことへの苦痛は、短期間の婚姻と比べてより大きいと見なされるのです。婚姻期間30年以上で不倫期間14年に及ぶ事案で1,500万円という高額の慰謝料が認められた裁判例もあり、婚姻期間の長さは慰謝料額に直結する重要な要素といえます。

増額事由② 不貞期間が長い・不貞行為の回数が多い

「出来心で一度だけ」という場合と、「数年間にわたって継続的に関係を持った」場合では、慰謝料額に大きな差が生じることがあります。裁判例の傾向として、数カ月程度であれば不貞期間は比較的短いと判断されやすく、1年以上にわたる場合には長期間と評価される傾向にあります。

また、不貞行為の頻度(回数)も考慮されます。密会を頻繁に重ね、肉体関係を多数回にわたって継続した場合は、被害配偶者への背信性が高いと評価され、増額事由として重く扱われる場合があります。さらに、不倫相手が配偶者を積極的に誘った、自宅での不貞行為があった、といった事情も悪質性を高めるとして評価される裁判例があります。

増額事由③ 不貞発覚後も関係を継続した・反省がない

不貞行為が発覚した後も関係を断たず継続した場合、悪質性が高いとして大きな増額事由となります。また、事実を認めず嘘をつき続けた、謝罪をしない、SNS等で被害配偶者への誹謗中傷を行った、といった不誠実な態度も「反省の色がない」として増額の方向で考慮されます。

裁判例の中には、不倫相手から被害配偶者に対する謝罪の有無が明確に評価された事案が多数あります。謝罪していない場合は、被害感情をさらに悪化させる事情として慰謝料を高める方向に働く傾向があります。逆に、誠実に謝罪した事実は減額事由になり得ることから、発覚後の態度が慰謝料額を大きく左右するといえます。

増額事由④ 妊娠中・幼い子どもがいる・妊娠・中絶

被害配偶者が妊娠中に不貞行為が行われた場合、または夫婦間に幼い子どもがいる状況での不貞行為は、精神的苦痛がより深刻であるとして増額事由に該当するとされる傾向があります。妊娠中という心身ともに不安定な時期に裏切られたショックは特に大きく、裁判所も重視する要素です。

さらに、不貞関係の中で不倫相手が妊娠し中絶に至ったという事情も、慰謝料の増額事由として考慮されることがあります。東京地方裁判所の裁判例では、不倫相手との間に2度の中絶があった事案で、長期間の不貞行為と合わせて250万円の慰謝料が認められた例があります。中絶という重大な出来事を経た事実は、不貞行為の悪質性や被害の深刻さを裏付けるものとして評価される場合があります。

【ポイント】妊娠・中絶が絡む事案は専門家に相談を
妊娠・中絶に関連する事情は、立証の方法や請求の組み立てが複雑になることがあります。慰謝料請求の前に、弁護士に事情を詳しく説明して適切な対応策を検討することをお勧めします。

増額事由⑤ 不貞が原因で精神疾患を発症した

不貞行為の発覚により、うつ病や適応障害などの精神疾患を発症した場合は、慰謝料の増額事由として認められる可能性があります。「日常生活に支障をきたすほどの甚大な精神的苦痛を受けた」という事実を、医師の診断書によって客観的に証明できるため、裁判でも有力な増額根拠となります。

精神疾患の発症を証明するためには、医療機関への受診記録や診断書が不可欠です。もし不貝発覚後に体調や精神状態に異変を感じている方は、早めに医療機関を受診することをお勧めします。治療の記録が、後の慰謝料請求において重要な証拠となる場合があります。横浜の弁護士に相談しながら、証拠の保全方法についても早期に確認しておくとよいでしょう。

増額事由⑥ 不貞行為が原因で離婚に至った

不貞行為を原因として離婚に至った場合、離婚しない場合に比べて慰謝料が高額になる傾向があります。離婚は婚姻共同生活の完全な破綻を意味し、被害配偶者が被る経済的・精神的な損害はより大きくなるためです。前述の相場表でも示したように、離婚するケースでは100万円〜300万円程度が目安とされており、離婚しないケースの数十万円〜100万円と比べて大幅に高くなります。

また、不倫相手が婚姻関係を破壊することへの積極的な意図を持っていたと認められる場合(例:不倫相手が配偶者に「夫とは不仲だ」と嘘をつかれたにもかかわらず事実確認を怠った等)には、不倫相手に対する慰謝料が増額される方向で評価されることがあります。

増額事由⑦ その他の特別な事情

上記以外にも、以下のような特別な事情が認められる場合には、慰謝料の増額事由として考慮されることがあります。

  • 被害配偶者の社会的信用・地位への影響:不貞行為の発覚が社会的評価を損なった場合
  • 不倫相手による財産的損害:配偶者が不倫相手のために多額の借金をし、被害配偶者が肩代わりを余儀なくされた場合(過去の裁判例では500万円が認められた事案もあります)
  • 不倫相手の資力が高い:資力が十分にある場合は減額の必要性が低いと評価されることがある
  • 不貞行為の態様が悪質:自宅や共有の車など、家族共有の場所・物を使っての不貞行為
  • 子どもへの直接的な影響:子どもが不貞行為の影響を受けた、心身の不安定が生じたなど

これらの事情は単独では慰謝料に大きく影響しないこともありますが、他の増額事由と組み合わさることで、総合的に高額の慰謝料が認められるケースがある傾向があります。

増額事由を主張するために必要な証拠とは

増額事由は主張するだけでは認められません。それぞれの事情を裏付ける証拠が必要です。主な証拠の例を以下に示します。

増額事由 有効な証拠の例
婚姻期間の長さ 戸籍謄本(婚姻日の確認)
不貞期間・回数 LINE・メール履歴、ホテルの領収書、クレジットカード明細
発覚後の継続・反省なし 発覚後のLINE・メール、SNS投稿、録音記録
妊娠中・幼い子どもの存在 母子手帳・出生証明書・住民票
妊娠・中絶の事実 医療機関の記録・領収書、通院記録
精神疾患の発症 診断書・通院記録・処方箋
離婚の事実 離婚届受理証明書・戸籍謄本

証拠の収集・保全に関して、違法な手段(不正アクセスによるデータ取得など)は証拠能力が否定されたり、逆に損害賠償の対象となったりする場合があります。証拠の集め方については、事前に弁護士に相談することを強くお勧めします。

まとめ:増額事由の適切な主張には弁護士のサポートが重要

不貞慰謝料の増額事由は多岐にわたり、それぞれの事情をどのように評価・主張するかによって、最終的に受け取れる慰謝料額が大きく変わってくることがあります。「自分のケースにはどの増額事由が当てはまるのか」「それをどう証明すればよいのか」という点を正確に判断するためには、法的知識と実務経験が欠かせません。

相手方も当然、慰謝料を減額するための反論(婚姻関係はすでに破綻していた、不貞期間は短かった等)をしてくることが予想されます。こうした主張に適切に対応し、増額事由を最大限に活かした交渉・訴訟を進めるためには、不貞慰謝料の事案に精通した弁護士のサポートが非常に有効です。横浜をはじめ神奈川県内での慰謝料請求についても、タングラム法律事務所にお気軽にご相談ください。

【不貞慰謝料の増額事由について弁護士に相談したい方へ】

タングラム法律事務所では、不貞慰謝料請求の事案について豊富な実績を有しております。増額事由の有無や証拠の揃え方など、あなたのケースに応じた具体的なアドバイスをご提供します。まずはお気軽にご相談ください。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の法的助言ではありません。具体的な事案についてのご判断は、弁護士にご相談ください。

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